社内で新しいWebサイトを立ち上げることになり、突如自分がその担当者としてアサインされた。この記事では、そんな方向けに「いかに失敗せずに、良いWebサイト制作会社を選び、プロジェクトを進めていくか」をお伝えしたいと思います。
世の中には、残念ながらWebサイトを作っている途中で発注先と上手くいかなくなり、社内と社外からの板挟みになってしまった方や、ある程度サイト制作が進んでから発注先を変更したことで、時間も予算も大幅にオーバーしてしまったという方がたくさんいます。
まずは、基本的なチェックポイントとして、以下の5つを押さえておくようにしましょう。
その1:Web制作会社の営業とスムーズにコミュニケーションが取れるか?
発注先のWebサイト制作会社とは、何度も何度もやりとりをすることになります。その際、窓口になるのは営業ですので、営業とウマが合わないとプロジェクトは上手く進みませんし、精神的にもストレスを抱えてしまうことになります。
メール返信などの連絡はすぐに来るか、こちらが分からないことまで先回りして動いてくれるか、分かりやすく説明してくれるか、そしてフィーリングは合うかなどを、よく見極めるようにしましょう。
その2:デザインとプログラミングのスキルが高いか?
Webサイトを実際に制作していくのは、デザイナーやWebプログラマーです。
ある程度発注先を絞ったら、そういった技術部門の担当者とも直接会い、仕事に対するスタンスや技術力の高さなどをチェックした方が良いでしょう。
特に、発注通りにただ作るだけなのか、それともこちらが予想もしなかったようなことも専門家としてアドバイスしてくれるのかは、よく見極めることをお勧めします。
その3:SEOなどのマーケティング施策も出来るか?
Webサイトは、作って完成すればそれでおしまいということではありません。
いかに人を呼び込み、コンバージョンまでの導線を考慮してWebサイトを設計しないと、せっかくの良いサイトを作っても、本来の目的である顧客獲得や販売などが果たせなくなります。
Google検索で上位に表示させるSEOの仕組みまで考慮したサイト作りをしてくれるのか、集客もサポートしてくれるのか、事前によく確認しておきましょう。
その4:過去の事例はあるか?
発注先を選別するときは、会話や提案書の内容だけで判断するのではなく、過去の実績も必ず見せてもらうようにしましょう。特に、自分たちが作ろうとしているWebサイトとジャンルや目的が似ているものを見せてもらうことが重要です。
よく「デザインがかっこいいですね!」といった表面的な感想だけで終わってしまう人がいますが、実際にどのような効果が出ているのかまできちんと聞き出すようにしましょう。
その5:発注前にWebサイトの「目的」を再度社内で確認!
ここまでは、発注先の選定についてのアドバイスでしたが、意外と欠けていることが多いのは「そもそもどういうWebサイトを作って、何がしたいんだっけ?」という視点です。これが明確になっていないと、発注を受けたWeb制作会社は困ってしまいますし、場合によっては意識や目的がズレたままプロジェクトが進行していってしまいます。
ある程度作りこんでから「えっ!?そういうことがしたかったんですか?」となってしまうと、後戻りできないこともあります。発注前の段階で、大前提にまでさかのぼり、発注内容を明確にしておきましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。Webサイト制作は「ただ作るだけ」ならとても簡単ですが、「成果の出るサイトを作る」「気持良くプロジェクトを進めていく」となると、とたんに難易度が高くなります。
上記で挙げた5つのチェックポイントをよく確認して、きちんと目的通りのWebサイトを作っていけるようにしましょう。