KeywordmapのSEOリサーチにキーワード毎にユニバーサル検索有無を確認できる機能をリリースしました。
自然検索獲得キーワードでの表示例
指定したドメインが獲得している各キーワードの検索結果に表示されるユニバーサル検索数とその内容をマウスカーソルを当てると表示します。
リンク:自然検索獲得キーワード
占有Webサイト抽出での表示例
関連キーワードのユニバーサル検索適用有無が一覧で表示されます。
リンク:占有Webサイト抽出
利用シーン
キーワード選定時の判断材料として利用する
ユニバーサル検索が適用されるキーワードでは、検索ユーザーによる自然検索枠の視認性が下がっている可能性が考えられます。
上の図はキーワード「オークランド 旅行」のSP版検索結果です。
リスティング広告枠やナレッジパネルが表示される事により自然検索枠の表示位置が下がり、たとえ自然検索で1位を獲得しても検索ユーザーが自然検索結果を閲覧する機会は自ずと下がり、SEO経由のCTRも低下する可能性が考えられます。
キーワードを選定する際、SEOで1位を獲得しても実質上位順位としてユーザーに認識され難いキーワードではリスティング広告などで対策し、他のキーワードをSEOで獲得するなど選定時の判断材料として利用します。
上の図は「京都 観光」と「浅草 観光」の検索結果を並べた物です。
「京都 観光」のみページ上部に大きなリストカーセルが表示されており、リストカルーセルによるユーザー誘導力も強いと想定される為、「京都 観光」の1位は「浅草 観光」の1位よりもCTRが低い可能性があると考えられます。
本機能を利用する事で、上位順位を獲得した際、ユーザーによる高い視認が見込めるのか否かも含めキーワードを選定時利用頂けます。
検索意図の把握
最近のGoogleは単にWebページへのリンクを表示するだけでは無く、キーワード(=ユーザーが解決したい問題)に対する「答え」を表示したりと、検索結果そのものがユーザーが求めているコンテンツと化しています。
これも最近のGoogleが検索キーワードの背景に潜むユーザーの検索意図(Intent)を理解し、解釈する事ができた為と考えられます。
検索しているユーザーが何を求めているのかを機械的に判断し、その意図に一番マッチした情報を適切な形で返す様になった今、必ずしも今までのようなWebページへのリンクを掲載した検索結果だけでは無く「ナレッジカード」や「アンサーボックス」など、検索結果そのものに情報を掲載するようになっています。
キーワードを選定する際、ユニバーサル検索で適用されている内容からGoogleが認識している検索意図を把握し、キーワードの選定やコンテンツ制作の企画時に活かして頂く事が可能です。
SEOリサーチで確認できるユニバーサル検索項目
現在確認頂けるユニバーサル検索内容は下記の通りです:
リストカルーセル
検索結果ページ(SERPs)の上部にリスト形式で表示されるカルーセル。
「京都 観光」で検索すると、京都の観光地を一覧で表示したり、「アメリカ大統領」と検索すると、歴代の大統領がリスト形式で表示されるカルーセル。
「京都 観光」と言った検索キーワードの意味が大きい場合に表示され、「清水寺」などキーワードの意味や意図が詳細になるとリストカルーセルは表示されない。
PCおよびSPの検索結果上部に表示される為、ユーザーの視認率およびクリック誘導力は高いと想定される。
アンサーボックス
検索キーワードに対する答えとなる文章を他Webサイトから抜粋し表示するスニペット。
上の図は「フィーチャードスニペット」と呼ばれるタイプで、枠内には抜粋元となったWebページへのリンクも表示している。
とは検索で頻繁に表示されるフィーチャードスニペットは、検索結果自体がユーザーが求めているコンテンツと化している為、ワードによっては自然検索のCTRは低い可能性もあると考えられる。
ナレッジカード
アンサーボックスと似ているが、「ニュージーランド 時間」や「日本 人口」といった様に答えが1つに決まっている場合、その答えとなる情報のみを表示するタイプ。
アンサーボックス(フィーチャードスニペット)とな異なり、参照元となる情報Webページへのリンクは殆ど表示されない。
ユーザーが1つの答えを求めているキーワードに対しては、このナレッジカードが表示される傾向にある。
ナレッジパネル(ナレッジグラフ)
ナレッジパネルは、1つの事柄に関する複数の情報を一つのパネルにまとめたもの。
著名人名で検索した場合は、写真から生年月日、簡易的なディスクリプション(Wikipediaからの抜粋)文、関連性がある他の人物へのリンクなどが1つのパネルとしてまとめて表示される。
PCの検索結果は右上部に、SPの検索結果にはSERPsの上部に表示される。
↑PCのSERPsに表示されるナレッジパネル
↑PCのSERPsに表示されるナレッジパネル
サイトリンク
サイト名や固有のブランド名などで検索した際、公式となるWebサイトの代表リンクと合わせて同一ドメイン内に他Webページへのリンクも最大10個表示する。
ブランド名やサイト名など指名系キーワードで表示されるケースが多い。リンク先としてカテゴリページが採用されるケースが多く、ドメイン内検索枠も表示されるケースもある。
画像検索枠
通常のWeb検索結果ページに画像結果が差し込まれて表示される枠。
人名(著名人名)や動物名、観光地名など視覚的な情報をユーザーが求めているキーワードに対し、Googleは画像検索枠をSERPs内に表示する。
ニュース枠
通常のWeb検索結果にGoogleニュース内の関連性が高い記事が表示される枠。
時事性があるキーワードの場合、ニュース枠がSERPs内に出現するケースが多い。
ショッピングサーチ
GoogleAdwordsの商品リスト広告(PLA)枠には商品画像と商品名(詳細ページへのリンク)、価格、出稿社名が表示される。
商品名やサービス名で検索すると表示されるケースが多い。
検索連動型広告枠
検索結果ページの上部・下部にはリスティング広告を表示する枠がある。
上部には最大4つ、下部には最大3つまで表示される。