Webライターとして記事を書いていく人はもちろん、これからWebサイトや自社メディアで文章を書くことになった人は、Webコンテンツをどのように書いたら良いのか迷ってしまうのではないでしょうか? ということで今回は、Webライターとして働く際に押さえておきたいポイントをまとめました。まずは、ここに書かれているポイントを押さえておきましょう。
Webライターが知っておくべき20のポイント
1.ターゲットとしたいユーザーと伝えたいことを明確にする
まずは、記事を誰に届けたいのかを明確にしましょう。ターゲット層を明確にしないまま文章を書き進めてしまうと、どんな人に向けて書かれている記事なのかあいまいな内容になってしまいます。ターゲットがあいまいな記事はユーザーに刺さらないだけでなく、読み手にとっても何を伝えたいのかわかりにくい文章になってしまいます。
2.ページ分割はしない
ページ分割をすると記事のアクセス数が増えるため、ついつい分割してしまいがち。しかし、読み手にとってはやや読みづらい記事になってしまいます。ユーザビリティを考えても、分割は控えめにするのが良いと思います。
3.とりあえず書き始めてみる
文章を書くのが苦手な人の中には、「なかなか文章を書き進められない」という悩みを持っている人もいると思います。でもそれはプロのライターでも同じ。なぜプロのライターが文章を書き進められるのかというと、「とりあえず何かを書いていく」ということを心掛けているから。とにかく初めから文章を書くことを意識せず、伝えたいことを箇条書きベースで書いていきましょう。徐々に文章の構成が見えてくると思います。
4.タイトルに凝る
いくら良質なコンテンツを作ったとしても、読者に読まれなければ意味がありません。思わずクリックしたくなるようなタイトルを付けましょう。もちろんミスリードを引き起こすようなタイトルはNGです。
5.記事URLを工夫する
記事のURLもしっかりと考えましょう。単に数字だけのURLよりは、URLに英単語などのキーワードを含んでいるほうが、検索で上位に表示されやすいと言われています。記事の内容に即した英単語をURLに入れてみましょう。
6.読者に共感されやすい内容を心がける
SNSなどで拡散しているコンテンツは、読者にとって共感されやすいものが多いです。あなたの記事が、読者に「この記事はシェアしたい」と思ってもらえる内容なのか再チェックしましょう。読み手に「面白い!」と感じてもらえるものであれば勝ちです。
7.自分が知りたいと思ったことを記事にする
「PCのトラブル解決法」や「最新のSEO施策」といったテーマの記事は、そもそもあなた自身がWebで知りたい内容だと思います。まずはあなたが疑問に思ったことを洗い出すことが、良質なコンテンツをつくるコツです。「ネットで探してもなかなか出て来ない情報」であれば、なおさらGood。
8.多くの人が求めている情報を書く
自分が知りたいと思ったネタが決まったら、それが不特定多数の人に刺さるように書き方を工夫します。記事を一般化させるために、文章の前段に読者共通の悩み(あるあるネタなど)を持ってくることで、読者が読み進めるハードルを低くできます。
9.あえてニッチなネタを投下する
あえてニッチなネタを話題の中心に持って行くという方法も。うまくいけばアーリーアダプターにリーチし、そこから大勢の人に拡散する可能性があります。ただ単にニッチな情報だけではなく、アーリーアダプターに刺さるようなコンテンツを作るのがコツです。
10.ネットのトレンドに乗っかる
「消費税増税」「新型iPhone発売」など、時事性の高いネタに乗っかると、瞬間的に拡散される可能性があります。単に時事ネタの記事にするのではなく、そのニュース情報からさらに一歩進んだ内容にしましょう。例えば新型iPhone発売のニュースがあれば、「新型iPhoneを買ったら入れたいおすすめアプリ10選」という具合です。
11.スラスラと読み進められるような記事構成を考える
Web記事の場合、最後の最後で結論を言うよりは、記事冒頭で結論を言ってしまったほうが読みやすいものになる場合があります。1段落目で結論を言い、2段落目以降でその理由を説明していきましょう。
12.スマホで見る人が多いということを意識する
近年、PCユーザーよりもスマホユーザーのほうが増えていると言われています(インターネットへの入り口はスマホへ移行 ~ニールセン スマホシフトを見える化したレポートを公開~)。記事の文字数や画像の数など、スマホで読んでも読者を飽きさせないようなコンテンツの作り方を意識することが大切です。
13.メモ帳に思いついたネタを記入する
移動中や空き時間に思いついたネタは、すぐにメモ帳に記入しておきましょう。紙の手帳でも携帯電話のメモ帳アプリでも良いので、思いついたネタは記録しておくと、文章を書く際の参考になります。まずは日頃不便に感じていることなどを箇条書きにすることから始めてみましょう。
14.キーワードプランナーを使ってSEO対策
Googleにはキーワードプランナーという機能があり、どのキーワードが検索されていて、ほかのコンテンツとどのくらい競合しているのかを調べることができます。キーワードの月間検索数や競合性などを知る際に便利です。
参考:Webマーケッター必見!キーワードツール10選
15.あらかじめ狙いたいSEOキーワードを抜き出してみる
検索で狙いたいキーワードを決めたら、その語句を記事の中に散りばめます。あまりキーワードを連呼すると読みづらいので、1段落に1語程度の量にしましょう。
16.関連検索ワードを使用する
例えば「2015年」というキーワードをGoogleで検索すると、「2015年の高齢者介護」「2015年の日本」「ゴルフ 2015年問題」といったキーワードが出てきます。これら関連検索ワードは検索される回数の多いものなので、これらの言葉を軸に記事案を考えてみましょう。
17.集中力が切れそうになったら「Wikipedia」を見る
一日中文章を書いていると、次第に集中力が切れてしまいます。そんな時はWikipediaを見て気分転換しましょう。Wikipediaには意外と記事のネタになりそうなことがたくさん書かれているので、文章を書く際の参考になります。
18.ライターズブロックになったら「同じ職種の人」と交流する
ライターズブロックとは、書き慣れているはずの文章が書き進められなくなる現象です。文章が進まなくなったら、とりあえず同じ職種の人と話すことをオススメします。良い気分転換になりますし、スランプから抜け出すヒントが得られるかもしれません。
19.Wordの校正ツールを利用する
Windowsの文章作成アプリであるWordには、文章校正ツールが付いています。このツールを使えば、基本的な表記ゆれなどのチェックができます。もちろん高度な校正はできませんが、ちょっとした文章のミスを見つけたい際に役立ちます。
20.自分が本当に書きたいものを書く
やはり「自分が書きたいものを書く」のが大切。自分の書きたいネタであれば、より掘り下げた内容になりますし、何より自分の想いが文章の中に籠ります。読者には書き手の気持ちが伝わってしまいますので、やはり楽しんで記事を書くのが良質なコンテンツを作るコツです。
まとめ
今回は20のポイントに絞ってまとめてみました。やはりWebコンテンツは相手が読むものなので、読み手にとってやさしい内容にするのが大前提です。コンテンツを作る際にはぜひこれらのポイントを参考にしてください。