はじめまして! Coreに入社した新人コンサルタントの川島です! 今回は、日々SEOに携わる中で、私が最も驚いた「XMLサイトマップ」についてご紹介していきます。
はじめに 早速ですが、毎日毎日新しい記事を更新しても閲覧数が伸びない……。という悩みを抱えているサイト運営者の方はいらっしゃいませんか? さまざまな原因が考えられますが、もしかすると、検索エンジンがサイトの検索ページをインデックスできていないことが影響しているかもしれません。
インデックスとは、簡単に説明すると、「自然検索で表示するページをGoogle(検索エンジン)が抽出する作業」のことです。 この作業で抽出されるページが少なければ、サイトを見つけることが難しくなるため、サイトを訪れる人も自ずと少なくなります。 せっかく良い記事を載せているのに、見てくれる人が少ないのはもったいないですよね。 それを解決するのが、タイトルにも書いたXMLサイトマップです。
そもそもXMLサイトマップとは?
まずは、サイトマップについてのGoogleの定義をご紹介します。
「サイトマップとは、サイトのウェブページのリストを指定して、Google や他の検索エンジンにサイトのコンテンツの構成を伝えるファイルです。Googlebot などの検索エンジンのウェブクローラは、このファイルを読み込んで、より高度なクロールを行います。」
Search Consoleヘルプ
このサイトマップをXML形式で出力したものが「XMLサイトマップ」です。
●XMLサイトマップのメリット XMLサイトマップは、Google側とサイト運営者側それぞれにメリットが存在します。
・Google側のメリット Googleは、XMLサイトマップからより正確なサイト情報を収集することができ、精度の高い検索結果を表示させることができるようになります。Googleは、自分たちも高いパフォーマンスを発揮しやすくなるという理由から、運営者側にXMLサイトマップの設置を推奨しています。
・サイト運営者側のメリット Googleにサイトの情報を正確に読み取らせることで、ページをインデックスしてくれる可能性が高まります。 さらに、XMLサイトマップでインデックス化率を確認することもできます。インデックスされているページとされていないページを正確に判断することができるため、問題のあるページの発見や各ページの改善対策につながるというわけです。
現在運営しているサイトが下記のケースに当てはまる場合は、XMLサイトマップを設置することをおすすめします。
① 公開したてのサイト ② 規模の大きなサイト ③ リンク構造が複雑なサイト ④ 常時SSL(インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組み)移行のサイト ⑤ SP(スマートフォン以下SP)サイトでPCサイトとSPサイトでURLが異なる場合
どうやってXMLサイトマップを作成する? XMLサイトマップがいかにすごいかという点をお分かりいただけたところで、作成方法について説明したいと思います。さまざまな方法がありますが、今回はCoreがおすすめするコード例をご紹介します。
●XMLサイトマップの生成 サイトマップ作成例——————————————————————————–
https://example.com/column/1110
yyyy-mm-dd/ ——————————————————————————————————
●ポイント ・内には公開日や更新日を記載 ・IndexさせるページのみURLを入力 ・URL毎にこのコードを入力していく
●注意点 ・1つのXMLサイトマップで最大5万URLまでしか格納できない ・ページ分割されている場合は1ページ目のURLのみ記載
●その他の作成方法ついて その他、Webサービスを使った方法や自動生成システムを構築する方法などがありますが、サイトの規模や情報量により、適した作成方法は異なります。気になる方はCoreまでお問い合せ下さい。
サイトマップの登録方法
XMLサイトマップを検索エンジンに読み取ってもらうための2つの方法についてご説明します。
●Google Search consoleを使用して登録する Google Search consoleは、無料で使用することができるサイト解析ツールです。検索クエリについての情報やインデックスの登録状況など、自然検索に関するさまざまな情報を確認することが可能です。2015年4月以前は「webマスターツール」と呼ばれていたので、こちらの名前で記憶されている方も多いかもしれませ。
・登録方法 ① Google search consoleにログイン(登録してない方はぜひご登録ください) ② 画面左側のタブにあるクロール,サイトマップを順にクリック ③ ページの右上にある「サイトマップの追加/テスト」をクリック ④ 入力欄に追加するXML形式で入力し、「サイトマップを送信」をクリック
※間違ってアップしていないか確認したい場合には「サイトマップをテスト」をクリック後、「テスト結果の表示」から内容に問題ないかを確認ください。
●robots.txtファイルに記載する robots.txtファイルとは、サイトのルートに配置するファイルのことで、検索エンジンのクローラーにアクセスされたくないサイトのコンテンツを指定することができます。
Search Consoleヘルプ
・登録方法 ① サイトマップの場所をrobots.txt内に記述する Sitemap: https://example.com/sitemap/index.xml ② ルートディレクトリ(ファイル階層の最上位)に設置
・注意点 下記URLでアクセスを可能にする必要があります。 http://example.com/robots.txt
拡張機能 いよいよ最終章応用編です。ここでは、XMLサイトマップの3種類の拡張機能について軽くご説明します。
●新鮮度が命「Newsサイトマップ」 最新のニュースがすぐにインデックスされないようでは、ユーザーにいち早く届けることができず不便です。そのため、ニュースコンテンツには、専用のサイトマップが存在しています。メディアのサイト運営者はぜひご活用ください。
●検索結果からの遷移に貢献「動画サイトマップ」 テキストを評価の中心に据えているGoogleですが、実は動画も評価しています。 動画のタイトルやサムネイル画像の情報を適切に伝えることで、検索ページに表示させることができます。
●画像検索での流入に期待「画像サイトマップ」 画像についても動画と同じことが言えます。タイトルやサムネイルをGoogleに伝えることでインデックスされる可能性が高まり、流入増加につながります。
検索エンジン対策が流入増加の鍵 サイトの掲載順位はGoogleの検索アルゴリズムが決めているため、サイト運営において検索エンジン対策は非常に重要です。 ユーザビリティを考えることももちろん大事ですが、ユーザーに良い情報を届けるためには、検索結果に表示されなくてはなりません。ユーザーとGoogle双方にとって分かりやすいサイトを作り上げていくことが、Webサイトでの集客を成功させる鍵なのです。