Webマーケティングに於いて検索エンジンからの流入は切っても切れないもの。重要なキーワードで順位が上がれば売上や問い合わせなどのコンバージョン数も一気にあがるものです。Webサイトの規模が大きくなればなるほどページ数が増え、結果SEOで対策しているキーワードの数も増え、キーワード一つ一つを手動でチェックするわけにもいきません。
今回は対策キーワードを効率よく手軽にチェックできるクラウド型キーワード順位チェックツールを紹介したいと思います。
Webサービス型順位測定ツール
WebブラウザからSEO順位を確認する事ができます。ソフトウェアの起動が不要な為、手軽に利用する事が出来ます。
Positionly
SEOの順位を測定する事のみを目的としたWebサービスです。順位測定に特化したツールともあり、結果閲覧のし易さやレポーティング機能がとても充実しています。
ダッシュボード機能が充実しており、大量なキーワードの順位測定に於いてもひと目でサイト順位状況が把握出来るようになっています。またレポート機能にはデイリー通知機能があり、順位変動があった歳はメールで知らせてくれます。
ミニマムプランは月19ドルで50キーワードの測定が可能。大規模なサイトであれば月99ドルのゴールドプラン(1000キーワードまで測定可能)で対応できます。
14日間フリートライアルで使用可能で、日本語・日本検索エンジン(Yahoo!JAPAN、Google Japan)にも対応しています。
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Ginzametrics
こちらも米国のSEO順位測定ツールですが、ブランド名「ギンザ」にもあるように日本とも関わりがあるサービスで、日本国内にも支社があります。
Ginzametricsの特徴は「SEO順位計測」だけではなく、「流入効果測定機能」まで備えている所です。GoogleAnalyticsと連動が出来、順位計測しているキーワードの流入数やPV数、新規訪問数、直帰率、コンバージョン数などSEO経由で流入があった後の効果測定まで対応している。
また、ソーシャルシグナル(Facebook、Twitter、Google+)も計測する事が出来るため、どのランディングページがユーザーに好まれているか・反響があるかも分析する事が可能です。
金額は月1000ドル(2500キーワード)からとやや高額であるが、順位計測から効果測定まで1つのダッシュボードで管理する事が出来るのは非常に魅力的です。日本国内の有名企業による導入実績もあるため、より本格的にWebマーケティングを行う企業には導入をお勧め出来るSEO計測ツールです。
Ginzametricsはこちら
Web CEO
Web CEOはトータルSEOツールです。順位計測からキーワードリサーチツール、バックリンク分析ツール、内部リンク最適化ツール、ソーシャルシグナル測定ツールなどSEO業務に於ける調査・分析・監視・最適化に必要となるデータを全て見ることが出来ます。
月69ドルで1アカウント100キーワードまで測定可能。尚プランごとに順位計測範囲が異なり、有料プランのSILVER(スターター向け)は30位まで、最上位プランPROは100位まで測定します。
SEO順位計測以上の機能が多数備わっており、より詳細な分析やSEOを行いたい方にはお勧めです。
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SERPs
SERPs(英語で検索結果ページの意味)はその名の通り検索結果ページの順位測定に特化したWebサービスです。Ginzametricsにサービス内容が非常に似ており、デイリーの順位計測からGoogleAnalytics連動による効果測定まで可能です。
管理画面はとてもシンプルに出来ており、使い易いツールです。又、すでに多くのユーザーがおり、毎日20万キーワードの測定実績があり、安定したサービスといった面でも安心して利用出来るかと思います。
金額は月99ドル(500キーワード)からとなっており、他類似サービスと比較すると安いのも特徴です。
HubSpot
インバウンドマーケティング統合プラットフォームであるHubSpotにはマーケティング計測ツールの1つとしてランクトラッキングツールがあります。
あくまでも1機能ですが、トータル的にWebマーケティングを行えるHubSpot内でもSEOの順位計測する事が出来ます。
キーワードの順位だけをチェックのみを目的としている方にはお勧めしませんが、SEOの順位計測が出来、尚且つ全Webマーケティングを管理、測定できるプラットフォームをお探しの方にはお勧めです。
金額はベーシックで月200ドルから
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BULL
日本製のキーワード順位チェックツールです。順位変動モニタリングサイトとして有名なnamaz.jpを運営しているディーボのWebサービスです。
Webブラウザからサクッと手軽にチェックできる事を重視した作りとなっており、デスクトップアプリケーション並のソート機能や使い勝手となっています。
スマホ向けの管理画面も完備されており、外出先や休日などPCが無い環境でも管理しているサイトの順位状況を手軽に確認出来ますので、急なアルゴリズム変更にも慌てずにサイトの状況を知ることが出来ます。
金額は30キーワードで1000円と非常に安いのも特徴です。
Bullはこちら
まとめ
Googleのアルゴリズム変更により各キーワードの順位は頻繁に変化し、その都度サイトへの集客数が大幅に変化する事があります。サイトの集客力を常に把握し記録として残す為にも、順位計測ツールの導入は必須です。
最近ではデスクトップアプリケーションではなく、Webサービス(クラウド型)として利用できる為、毎日パソコンを起動する必要もありません。これらツールを上手に活用し大きな順位変動でも慌てず対処出来る体制を作っておきましょう。