弊社Coreで保有しているキーワードデータベースから、関連キーワードを検索できる「KeywordDig」を公開しました。
・リンク:キーワードツール「keywordDig」
2016/4/11時点で3000万のキーワード数を保存しており、現在もクローラーが検索語句データを抽出し、蓄積しています。予定では1億件のキーワードデータを保存し、より高速に関連キーワードを抽出できるデータベースを構築します。
KeywordDigの使い方
keywordDigにアクセスし、関連・検索共起語を探したい軸ワードを入力します。
対象となる軸ワードは、単ワードでも複合掛け合わせワードでも検索可能です。より多くのキーワードを抽出したい場合は、単ワードもしくは2語掛け合わせで検索すると良いでしょう。
上の図は、「渋谷 カフェ」を含む関連キーワードの結果画面です。1044個抽出できました。
CSV形式でキーワードデータをダウンロードできます。候補キーワードの数が5000個以上の場合は、5000個までとなります。
ダウンロードしたキーワードデータを、Adwordsのキーワードツールを用いて検索Volを取得し、集客見込みがあるキーワードマイニングをしてみましょう。
Googleサジェストツールとの違いは?
Googleのサジェストワードを抽出してくれるサジェストキーワードツールとの違いを説明します。
Googleの検索枠に表示されるサジェストワードは、検索キーワードを軸とした関連掛け合わせ語句を表示します。軸ワードと同時に検索が発生した検索語句の中から、検索された回数が多い順などの評価軸で検索候補ワードが表示されます。
このAPIを利用したキーワードツールはWeb上に複数あり、キーワード調査ツールとして多くのマーケッターの方が利用していると思います。
Googleサジェストの場合、対象となるワードを基軸とする為、そのワード発の検索ニーズしか見つける事ができません。
例えば、上の図のように「渋谷 カフェ」のサジェストは、渋谷カフェを基軸とした関連検索語句のみしか抽出できません。
初めから検索意図が明確な中で探しているユーザーの2次・3次検索ワードはGoogleサジェストを用いて抽出できますが、全く別のワード(意図)で検索していたユーザーが結果的に辿り着いた語句を抽出するにはGoogleサジェストは向きません。
keywordDigでは、より潜在層による検索キーワードも発見できるよう、対象ワードが基軸語句でないワードも抽出できます。
検索した後に結果的に「渋谷のカフェ」に辿り着いたユーザーの検索語句も探す事ができます。
Googleサジェストツールとの抽出差分イメージ
実際のキーワード抽出でどのくらいのキーワード候補数に違いがあるのか見てみましょう。
キーワード「クレジットカード おすすめ」
Googleサジェストツールでは候補となるキーワードが481個に対し、keywordDigでは673個の候補が含まれます。
基軸から発生した検索候補ワードでは無いものの、「クレジットカード」と「おすすめ」を含有する候補キーワードは200個近く存在している事が分かります。
keywordDigの候補ワード例として「29歳以下 クレジットカード おすすめ」といった年齢軸のワードや「エクスプレス予約 クレジットカード おすすめ」といった目的ワードが基軸の候補ワードをある事が分かります。
キーワード「結婚式 髪型」
Googleサジェストによる候補キーワード数は581個に対し、keywordDigでは2774個とそのキーワード抽出数に大きな差があります。
keywordDigによる候補ワードの中には、「12月」など季節系ワードを基軸とした候補や「30代」+「お呼ばれ」といった年齢とシチュエーションを軸とした候補まで表示されます。
以上のように、対象となるキーワードを基軸としないが、関連(含有)があるキーワードも合わせて抽出できる為、潜在顧客層向けのコンテンツ立案時や顧客調査として利用いただけるかと思います。
尚、必ずしも全ての検索対象ワードに多くの候補を出す訳ではありません。データベースに入っていない検索ワードなどは候補が表示されない、もしくは殆ど表示されない場合もあります。
最後に
元となる単語はすでに100万以上あり、1億件以上の検索語句候補を持つキーワードデータベースを構築する予定です。
もっと広い視野でコンテンツテーマを考えたい、見逃している潜在顧客層が無いかを確認したいなどの際にはkeywordDigをご利用頂けるのでは無いかと思います。