日本国内ではニュースサイトから著名なブロガーさんのブログサイト等、多数の有益なコンテンツがありふれていますが、やはり世界を見るともっと情報性が高く、おもしろい記事があったりするものです。
特に時事性の情報等は米国が世界の最先端であり、米国発のコンテンツは日本のユーザーにとって真新しいアイデアだったりするケースが大いにあります。
折角有益で需要がある英語コンテンツを見つけたのであれば、翻訳して日本のユーザーにも情報を届けたいものです。
でも英語を翻訳する程のスキルは無いし、プロの翻訳家に頼むお金も無い… そんな時に使えるのが翻訳サービスGengoです。
今回はGengoのレビューを紹介してみたいと思います。
Gengo
Gengoとは?
GengoとはWeb上から翻訳を依頼する事ができるクラウドソーシングサービスです。
グローバル企業ですが、本社は日本の渋谷にあったりと、日本と非常に関わりの深い会社でもあります。
Gengoの特徴
ネット上から翻訳を依頼する事自体は今や珍しくはありませんが、Gengoの特長は「クラウドソーシング」と「API」、「価格」の3つにあります。
クラウドソーシングベースの翻訳サービス
Gengoは世界中にいる翻訳者と翻訳を依頼したいクライント側を結びつけるクラウドソーシングサービスです。全世界の翻訳者から最適な翻訳者を瞬時にアサインしてくれるので、翻訳完了までの時間が非常に短いのが特長です。
また、プロの翻訳家はもちろんの事、一般の方にも仕事を発注する事が出来る為、非常に安価で翻訳を依頼する事が出来ます。
API
GengoはAPIを公開しており、APIを通して翻訳を発注する事が出来ます。このAPIサービスは非常に大きな可能性を秘めており、Gengoの強みと言えます。
APIの利用シーン例として、ECサイトがあります。
日々新しい商品が追加されるECサイトでは、商品毎に商品名や説明文、口コミ文などの文章情報があります。日本以外の国に対しても販売サイトを展開している場合、リアルタイムで翻訳を依頼し、入稿出来るのが望ましいです。
しかし以前の翻訳依頼ですと、一つひとつの商品データをメールやフォームから翻訳を依頼し、納品された翻訳文をECサイト管理画面から翻訳文を手作業で入れなければなりません。
商品数や回転数が多いECサイトではこの翻訳依頼作業だけでも非常に多くの工数が必要となります。
ここで使えるのがAPIです。
システムとAPIを利用する事により、翻訳依頼作業や納品された翻訳記事をDBに格納する等の作業を全てシステム化する事が出来るため、大幅な工数の削減に寄与出来ます。
品質と価格を選べる
・参考:http://gengo.com/ja/pricing-languages/
Gengoは翻訳のクオリティを選択する事が出来ます。
簡単な手紙やツイート等は完璧な校正などを必要としない為、一般的な翻訳クオリティ「スタンダード」を選択する事で、コストを抑える事が出来ます。
コーポレートサイトに記載する文章や公式書類に記載する文章などは「ビジネス」や「ウルトラ」など高クオリティな翻訳を選ぶ事が出来ます。
実際にGengoで発注してみた
先ずGengoのアカウントを登録し、ログインします。
発注画面から、翻訳したい文章を入力します。
直ぐ様費用が計算され、その場で金額が提示されます。
次の画面に進むと翻訳のオプションを選択出来ます。
翻訳のクオリティや利用目的を選択すると再度選択したオプションに合わせて見積もり金額が再計算されます。
注文すると直ぐ様翻訳者が自動選択され、翻訳者に対して依頼が入ります。注文済みのステータスはダッシュボードで確認する事が出来ます。
プレーンテキスト形式で納品され、Webブラウザ上で確認できます。修正指示や質問があれば、コメント欄から翻訳者とコミュニケーションを取ることが出来ます。
納品物に問題が無ければそのまま承認し、支払を完了します。数百文字であれば早ければ1時間程で英和翻訳され納品されます。
実際にGengoで依頼してみましたが、とても簡単に出来、とても早いスピードで納品頂きました。この手軽感であれば自分のブログを国外向けに公開したり、英語の有益な情報を日本語に翻訳し情報元として参考にする事もサクッと出来てしまいます。
翻訳記事の注意点
英語の記事を翻訳し、そのまま自社サイトに掲載するのは著作権を侵害する事になります。言語は異なるものの、文章の権利は継続すると思われます。
翻訳する際は、記事の随筆元に翻訳転載する許可を予め取り、その上で日本語掲載する必要があると思われます。
参考サイト:TABI LABO「権利者から連絡あれば削除・修正」 著作権の対応はこれでOK?
まとめ
Gengoは想像以上に手軽に利用でき、お試しで依頼した翻訳も数分で納品されてきたのには驚きました。
世界の最先端の情報を随筆元のWebサイトから許可を得た上で転載し、有益な情報を日本語ユーザーに届けることも数千円で気軽に出来る程になりました。
もっと専門的な情報をユーザーに届けたい、だれも知らない最新の情報を届けたいとお考えの方にはGengoを利用してコンテンツを公開するのも一つの方法かと思います。