はじめまして。
株式会社Coreでコンテンツ企画を担当している佐藤綾美です。
この秋IT業界に入ったばかりで、現在は目下勉強中のアラサーです。
ブログでは今気になっていることや、最近勉強したことなどをお伝えしていきたいと思います。
今回取り上げるのは、ユーザーをコンテンツに誘導するのに大切な「アイキャッチ画像」です。皆さんはどんな画像をアイキャッチに使用していますか?
撮影したり、画像編集ソフトでオリジナルのものを作ったりすることができれば良いのですが、なかなか難しいもの。ストックフォトサービスから素材を選び、アイキャッチ画像として使っている方も多いのではないでしょうか。私もストックフォトサービスをよく活用しています。
それでは、何千万点もある素材の中から一体どのような画像を選べば良いのでしょうか?
今回は、ストックフォトサービスでアイキャッチ画像を選ぶ際のポイントについてご紹介します。
アイキャッチ画像が大切な理由
「アイキャッチ画像」とは、ユーザーの興味を引き、記事をクリックしてもらうための画像です。
例えば、Facebookでシェアされている記事に画像が入っているのを見たことがありませんか?画像があると、文字だけの投稿よりも記事の内容やイメージをよりわかりやすく伝えることができます。また、画像のある投稿のほうが、クリック率が上がる傾向にあります。
写真を選ぶポイント
ユーザーの関心を引きつけたいからといって、闇雲に画像を選んでも意味がありません。選ぶ際に気を付けたい主なポイントは、以下の6つです。
●コンテンツの内容に沿っているか?
大前提として、記事の内容を象徴するような画像を選びましょう。インパクト重視で関係性の低いものを選ぶと、クリックしてもらうことはできても、読者が想定していた内容とは異なるために、早々に記事から離脱してしまう可能性があります。
内容に合う素材をいくつかピックアップし、その中でもよりインパクトのある画像をアイキャッチにすると良いでしょう。
●人物写真の場合
人物写真の場合、視線が正面を向いているもののほうが、写真の人物と視線が合っているような印象を受けるため、より強い主張を感じます。視線を外している写真では、人はモデルの視線の先に注目する傾向にあります。
下の2枚の画像を比べてみましょう。
視線を向けられているほうがインパクトは強いものの、人物の顔自体に目がいきます。一方、視線がこちらを向いていない写真では、モデルが見ているパソコンに自然と目がいったのではないでしょうか?
上記の理由から、モデルの視線の方向に読んでもらいたいテキストを入れる手法もよく使われています。
また、広告業界では「3Bの法則」として知られるように、被写体は美人(Beauty)や赤ちゃん(Baby)、動物(Beast)のほうが目を引きやすいといわれています。ただ美人を選ぶのではなく、モデルの容姿や性別、服装などがターゲットユーザーに訴求できるかどうか、きちんと考えることもポイントです。
●風景写真の場合
どこにでもあるような風景よりも、絶景のほうが目を引きます。コントラストの強い色鮮やかな写真を選ぶと、絶景の美しさが際立ちます。ただし、サイト全体のイメージを損なわないよう、写真の雰囲気を合わせることも大切です。やわらかい雰囲気のサイトでは、コントラストの弱い風景写真のほうが合うでしょう。
また、風景写真よりも人物写真のほうが目を引きやすいため、絶景の中に人物が写っている写真を選ぶのも効果的です。
●構図
写真にはさまざまな構図がありますが、知っておくと便利なものを2つご紹介します。
被写体を画面の中心に配置する「日の丸構図」と、画面を縦横3分割にして配置する「三分割構図(三分割法)」です。
日の丸構図は、写真の中心に視線が集まりやすい一方、平凡で単調に感じられる構図でもあります。
三分割構図は、縦横3分割にしたラインの上や4つの交点の上に被写体がくるように配置された構図のことを指します。写真の構図の中でも基本的な構図とされていて、日の丸構図よりも写真に奥行きや動きが出ます。
被写体の印象を強く打ち出したい場合は日の丸構図の画像を、同じ構図ばかりで単調に感じるときや動きを出したい場合は三分割構図の画像を選ぶと良いかもしれません。
日の丸構図
三分割構図
●テキスト入り
写真だけで記事のイメージを表現するのがなかなか難しいときは、テキスト入りの画像を選ぶのも一つの方法です。画像+テキストで、よりストレートに読者に記事の内容を印象づけることができます。
画像を加工しても問題ない場合は、余白部分にテキストを追加したり、もともとあるテキストを好みのものに変更して使用したりするのも良いでしょう。
●サイズを意識
WordPressではテーマによってアイキャッチ画像のサイズが異なるなど、画像によってはトリミングしてサイズを調整する必要があるものもあります。その場合は、後々トリミングすることも考えて写真を選びましょう。上下左右に余裕のないものはトリミングしづらいため、より遠くから写っているものを選ぶといった工夫が必要です。
なお、遠くから写しているものを、あえてトリミングにより一部分をアップにし、インパクトを出すという方法もあります。
ポイントを意識して、効果的なアイキャッチ画像を選ぼう
今回は普段私が意識していることも含めて、主なポイント6つをご紹介しました。
コンテンツ制作に初めて携わる方など、写真の選び方で迷った場合は上記のポイントを意識してみてはいかがでしょうか?
なお、アイキャッチ画像だけでなく、記事に載せるイメージ写真の選び方については、こちらの記事でもご紹介しています。
写真で差をつける!記事に載せるイメージ写真の選び方
併せて画像選びの参考にしてみてくださいね。