今回は競合他社が運営しているWebサイトの調査、分析に使うツールを6つ紹介したいと思います。
このツール6個をブックマークしておくと、気になるサイトを発見した瞬間にサクッと調査し、自社サイトのWebマーケティング施策の参考にしたり、新規事業のアイデアにしたりと、アイデアや考えをより明確化することができます。
目次
1.keywordmap(キーワードマップ)
2.検索エンジンの順位をチェックするツール「GRC」
3.SimilarWeb Pro
4.DOMAIN TOOLS
5.Ahrefs.com
6.Wayback Machine
競合Webサイトの調査、分析できるツール6選
keywordmap(キーワードマップ):世界最大規模の日本語データベースで幅広い調査・分析が可能
ドメインのURLを入力するだけで、競合Webサイトの情報を抽出してくれる便利ツール。
(競合が獲得している)上位表示キーワードやその検索Vol、想定流入数、CPC(クリック単価)、ランディングページURLが瞬時に抽出され、一覧で表示されます。ページ単位での調査、特定ページ配下でのキーワード調査にも対応。競合における多くの検索流入を獲得しているコンテンツは何か、簡単に調べることができます。
また、自社と競合のドメインを比較することも可能なので、両社の強みと弱みを丸裸にし、見落としていたキーワードの発見にも大きく寄与します。
注目すべきなのは、世界最大量の日本語データベースを保有しているので、日常的に使われている語句はほぼすべてヒットする点です。
keywordmapで競合を調査することで、自社のコンテンツ制作に活かせるデータが十分に揃うでしょう。
なお、このほかにもkeywordmapは、ユーザーニーズの分析や広告出稿の分析も行える大変便利なツールとなっています。
まずは、7日間の無料トライアルからお試ししてみてはいかがでしょうか。
リンク:keywordmap
検索エンジンの順位をチェックするツール「GRC」
Webマーケティングにおいて、検索エンジン経由の集客は非常に重要です。
特に重要キーワードの順位はWebサイトの集客数のみならず、コンバージョン数や売上そのものに大きく影響するほど「検索順位」はそのWebサイトの収益力を表す数値でもあります。
検索エンジンの順位はWebブラウザで確認する事もできますが、キーワードの数が10個を超えると大変な作業になり、手動での調査は現実的ではありません。
そこで使うのがGRCという検索エンジンの順位を調査するに特化したツールです。有料版(年9,860円)は登録キーワード数が無制限になっており、自社Webサイトと合わせて競合Webサイトの順位を一括で調べる事ができます。
又、ランディングページのURLやタイトル文なども同時に取得できる為、競合WebサイトやベンチマークしているサイトのSEO戦略を見ることが出来ます。
リンク:検索順位チェックツールGRC
アクセス数を調べるツール「SimilarWeb Pro」
SimilarWebとは、他のWebサイトのアクセスに関するデータを調査できるツールです。
本来はアクセス解析のログインIDが無いと見る事ができないアクセス数やアクセス元サイト、流入検索キーワードなどを見ることが出来ます。
特にアクセス数(集客数)はWebサイトの集客力を表す重要指標な為、競合調査の際には先ず真っ先に調べる項目になります。
SimilarWebは無料でも利用できますが、有料版と比べ閲覧可能データが少なく、競合調査に活かせるほどのデータが取得できません。月1万円程しますが、有料版の導入をお勧めします。
有料版ではアクセスチャネル毎の集客推移や検索語句、サブドメイン配下のコンテンツ検知、競合サイト情報などより多くの情報を取得でき、競合サイトをより鮮明に調べる事ができます。
リンク:SimilarWeb
ドメインの運営元を調べるツール「DOMAIN TOOLS」
Domain toolsとは、Webサイトのドメインを調査するツールです。
ドメイン名を指定すると運営者や取得日時、ネームサーバー、サーバーIP位置など調査する事ができます。
これら情報から運営者やネームサーバー&サーバーIPからサーバー構築に要した費用を算出したり、同一IPアドレスで運営されている他Webサイトを調べる事ができます。
Domain Toolsは他のWhoisとは異なり、過去のドメイン情報をも保有している為、whoisが書き換わる前の情報も取得できます。その他にも特定の登録者名を指定する事で、その登録者が新たに取得したドメインを知らせてくれる機能もあり、競合会社などの動向をいち早く追うことが出来ます。
※有料:$49.95/月
リンク:Domain Tools
被リンクを調べるツール「Ahrefs.com」
Webサイトに向けて付いたリンク(=被リンク・インバウンドリンク)は、検索エンジンの順位に大きく影響し、又そのサイトの評判やユーザーの反応を測る指標でもあります。
現在、被リンクを調査するWebサービスは多数存在しますが、その中でも精度が高いのがAhrefs.comです。専用クローラーの回遊頻度が高く、またAhrefsのデータベースに反映される期間も短い為、MozやMajesticsより精度が高い被リンクデータを取得できます。
被リンク情報以外にも指定したWebサイトのページを巡回し、各ページのSEOに関わる情報を取得する機能「Crawl Reports」や一度に200個のドメインやURLを調査できる「Batch Analysis」も搭載されており、より大量に細かなデータを取得する事が出来ます。
一定に機能は無料で利用できますが、回数制限などがある為、本格的に分析する場合は有料版をお勧めします。($79/月~)
リンク:Ahrefs Site Explorer & Backlink Checker
Webサイトの過去を見るツール「Wayback Machine」
WaybackMachineは、どの様に競合サイトが変化してきたのかを過去に遡って追うことが出来るツールです。
ドメインを入力し「BROWSE HISTROY」をクリックすると、過去のWebページを閲覧できます。
競合他社が企業成長やWebサービスのユーザー変化に合わせてどの様にWebサイトを変化してきたかを見ることが出来ます。付帯機能が何時追加され、その機能はいつ度のタイミングで排除されているのか、検索エンジンを考慮したWebサイトの施策変化はいつごろ行ったのかなどを調査することが出来ます。
リンク:Wayback Machine
まとめ
今回は競合サイトをチェックする為のツールとして5つご紹介しました。
以上のツール以外にも多数競合調査ツールや方法がありますが、気になる範囲や確認する程度であれば、上記6つのツールで事足りるのではないでしょうか。
▼今回ご紹介したツール
競合Webサイトが獲得しているキーワードの調査・分析
∟keywordmap(キーワードマップ)
検索エンジンの順位
└検索順位チェックツールGRC
アクセス数や流入キーワード
└SimilarWeb
ドメイン情報や他Webサイトの抽出
└Domain Tools
被リンク(リンク元やアンカーテキストなど)
└Ahrefs Site Explorer & Backlink Checker
Webサイトや施策、運営方向性の変化
└Wayback Machine