当該記事→ http://www.chintai.net/news/2014/08/28/1363/
記事内容はオタクと黒ギャルという普段は混ざり合うことが無い層で宅飲みをしたらどうなるか、という内容で、とても面白く、ソーシャルメディアでも多数の「いいね」やシェア、コメントを獲得していました。
この記事を書いたのはネットでは有名なライターであるヨッピーさんです。ヨッピーさんは、オモロコなどで度々話題となる企画や記事を作られているライターさん。
今回はヨッピーさんが手がけたCHINTAI情報局の記事がインバウンドマーケティングとして成功されていたので、事例として書いてみたいと思います。
・ご本人のブログ:http://yoppymodel.com/
・オモロコ記事一覧:http://omocoro.jp/staff/yoppy/
公開後の反応
今回は記事内容の作成ではなく、公開後のネット上の反応を書いてみたいと思います。
はてなブックマーク
CHINTAI情報局は多数の記事を投稿し、検索エンジン経由から見込み潜在顧客層を獲得するコンテンツサイトを運営しています。
www.chintai.net/news/配下のはてなブックマークを人気順でソートしてみました。
上記赤枠に記載あるブックマーク数からも分かるように、1記事あたり平均1~3ブックマークが集まるサイトに於いて、突然800以上のブックマーク数を当該記事は獲得しています。
僅か1日足らずでこれだけの数を獲得した所を見ると、ソーシャルメディアやブックマークサイトなどを通し急拡散した為と思われます。
ソーシャルシグナル
はてなブックマーク数上位5URLのソーシャルシグナル値を比較してみました。
圧倒的な差が生じています。CHINTAI情報局の1記事平均として、FBの「いいね」は0.1に対し当該記事は1.5近い「いいね」を獲得しています。その他のシェアやツイート数も同様の傾向を見せています。
上記ソーシャルシグナル値をグラフ化すると圧倒的な違いが分かります。
ツイッターでのブランド認知
ブランド名である「CHINTAI」の発言数をツイッター上で見てみましょう。
8月17日に発表された新CM公開のニュースと同等の発言数(=影響力)があった事が分かります。これはブランド名「CHINTAI」の認知に大きく寄与していると思われます。
又、CMで拡散したユーザー層と当該記事がきっかけで拡散&認知したユーザー層は異なる為、結果的に17日と29日の拡散が一部重複するものの、略異なるユーザー層に対して認知出来た事になります。
推移グラフ→ Topsy
インバウンドリンク
話題になり拡散すると他人にWebサイトを共有する為、ソーシャルメディアやブログ、ホームページなどからリンクが設置されます。
今回の記事はどうでしょうか。CHINTAI情報局のルートディレクトリである /news/配下でのリンク推移を見てみましょう。
ahrefs.comの結果ページを見ると、過去の伸びとは違う伸びが8月28日以降に発生しています。
インバウンドリンクを設置したサイト(ドメイン数)と総リンク数共に急増しています。これは過去CHINTAI情報局が獲得してきた全リンク数を上回る数です。検索エンジン最適化の面でも大きく貢献した事になります。
まとめ
今回は企画で爆発的拡散を誘発し、成功した事例と言えるでしょう。
CHINTAI情報局の他ページへのアクセス誘発やブランド名の周知は当然ながら、「面白い」等のポジティブな感情をコンテンツを通し作り出し、ユーザー同士でコンテンツ(ブランド)の拡散が成功したと言えます。
コンテンツマーケティングは一人ひとりの潜在顧客層を獲得する手法もある事ながら、企画力で一気に反響を呼び、ソーシャルメディアを利活用して拡散&周知する手法もあります。
企画による拡散は非常に難しく、制作側の意図とは反して全く反響が得られないケースも多々あります。しかし一度ユーザーに受け入れられると大きな効果を生むのも企画によるインバウンドマーケティングのメリットではないでしょうか。